root 根管治療

根管治療とは

根管治療とは読んで字のごとく、歯の根っこ、神経を治療することです。根っこの中のお掃除が最も近いイメージかと思います。歯科医師にとっては見えない部分を治療するので、手間もかかりますし難易度も高いです。しっかり丁寧に治療をするとなると、治療回数も増えてくるので患者さんにも根気よく通ってもらわなくちゃいけません。あまりにも面倒で治療の途中で来なくなってしまう方、歯科医師に不信感を抱かれる方もなかにはいらっしゃいますが、お気持ちはよく分かります。しかし根管治療は手間がかかってとても難しい治療と言われており、患者さんには気づかれない部分で非常に時間をかけて治療をしなければいけない場面があります。そのため患者さんにとって良質な治療を受けていただくには、患者さんと歯科医師の双方向的なコミュニケーション、そして信頼関係が大切です。

根管治療が必要になるケース

C3

状態 神経に達している。
治療方針 根管治療のあと、被せ物で蓋をする。

C4

状態 歯の根しか残っていない状態。
治療方針 抜歯。その後、入れ歯のような歯を補う治療が必要。

村尾歯科の根管治療

冒頭でお伝えしたように、根管治療は患者さんと歯科医師ともに根気のいる難しい治療です。
当院ではできるだけ患者さんにご負担がかからないように柔軟に対応できるよう努めております。たとえば、患者さん自身の予定次第では1回あたりに長めの治療ができるので、通院回数を短縮することができます。ただ、どんなに短くても4~5回ほど通っていただくことになると思います。
特に奥歯の大臼歯の場合、歯の根っこが3本あったら治療は簡単ではありません。長い方は半年ほどかかることもあります。
根管治療は、症状がないけど治療した方が良いケースもあり、患者さんに状況を理解していただけるように丁寧に説明をすることを意識しています。レントゲンで根の先に膿が溜まってる場合や、大きい被せ物の淵が黒くなっていて虫歯がある場合など、患者さんではなかなか気がつかないことが多いので、審美治療や矯正治療のように患者さんには伝わりにくい地味な治療ですが、そのような細部にこだわり、できるだけ丁寧な治療を行っております。